人事労務の大切な仕事「メンタルヘルスケア」の必要性と無料で使えるツール紹介
みなさん、こんにちは。
バックオフィスの自動化サービス「 Gozal(ゴザル)」を運営する会社の広報ブログです。
労務管理責任者・システムエンジニアの経歴を持ちアメリカで出産後、現在子育てをしながらBECで庶務などを担当しております、ハノンと申します。
弊社CTO黒瀬の趣味は筋トレです。
平日は毎朝ジムに通い、摂取カロリー量の計算などを行っています。
ヘルスケアばっちりです。
私も週3日で早朝ホットヨガに通っています。
身体の柔軟性を高めたくて通い始めましたが、1年経った今でもその効果は表れず、痩身効果も期待していましたが逆に太りました…。
こんな風に愚痴を言う人はストレスがたまりにくく「うつ病」になりにくいそうです。
愚痴を聞かされる方はたまらないですよね。
ということで、今回は職場のメンタルヘルスケアの必要性について書いてみたいと思います。
近年、職場のメンタルヘルスケア対策の必要性が叫ばれています。
労働安全衛生法の改正により平成27年12月以降、常時50名以上の事業場においては毎年1回ストレスチェックの実施と労基署への報告が義務付けられています。
メンタルヘルスとは一言でいうと「心の健康」のことです。
世界保健機関(WHO)の掲げる健康の定義を抜粋すると
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。 」
健康の定義とは、肉体だけが元気であれば健康ということではなく、精神的にも健康であることが掲げられています。
近年、労働者の受けるストレスは拡大する傾向にあり、仕事に関して強い不安やストレスを感じている労働者が6割を超える状況にあります。また、精神障害等に係る労災補償状況をみると、請求件数、認定件数とも近年、増加傾向にあります。このような中で、心の健康問題が労働者、その家族、事業場及び社会に与える影響は、今日、ますます大きくなっており、事業場においてより積極的に労働者の心の健康の保持増進を図ることは非常に重要な課題となっています。
メンタルヘルス対策(心の健康確保対策)に関する施策の概要|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(うつ病・自殺対策を含む)|厚生労働省
以前の職場でもメンタルヘルスの不調に陥り、休職を余儀なくされている方を何名もみてきました。病気の治療には最低でも半年は必要と言われています。半年間治療やリハビリを受けて復帰できる方もいらっしゃれば、残念ながら退職されてしまう方もいらっしゃいます。
このように、病気になってからでは回復するまでに長い期間を要してしまいます。社員のメンタルヘルス不調の発生を未然に防ぐことはできないのでしょうか。
ストレスチェックが義務化されている事業場ではすでに使用されていると思いますが、そうでない事業場でもメンタルヘルス不調の発生を未然に防ぐために役立つツールを紹介していきたいと思います。
1.「5分でできる職場のストレスチェック」
厚生労働省の運用する「こころの耳」というポータルサイトでは「5分でできる職場のストレスチェック」という職場におけるストレスレベルをチェックできる自己認識ツールがあります。まずはセルフチェックで職場におけるストレスレベルを社員にチェックしてもらいましょう。
この診断を受けると最後のページで自分の心身状態が円グラフで分かるようになっています。
※今回の診断の回答は適当に行いました。
また、診断結果をPDFに保存できたりメールで送信することができます。
診断結果ページ下部には「ストレスケアのアドバイス」ボタンがあります。
ストレスケアのアドバイスではe-ラーニングでストレスの対処法やメンタルヘルスについて15分ほどで学ぶことができます。また、悩みを専門家に相談できる窓口の紹介やストレス軽減のノウハウが載っています。このサイトを上手に活用して病気になる前にセルフケアでストレスを緩和してもらうのも一つの手かもしれません。
2.「職場の快適度チェックシート」
仕事による疲労やストレスを減らし、働きやすい快適な職場を作ることもメンタルヘルスケアには必要なことです。職場改善は、メンタルヘルス不調が発生した後の事後的な対応ではなく、未然に不調の発生を防ぐための、より積極的な活動(一次予防)として位置づけられています。
このチェックシートは事業所側(人事・労務担当者、ライン管理者など)と従業員側の両方の側面からチェックします。 利用するにあたって留意事項などがございますので、リンク先をご確認ください。
いかがでしたか?
この他にも厚生労働省の「こころの耳」サイトには、メンタルヘルス対策に関する事業場の取組み事例がたくさん掲載されています。ご興味をお持ちになられた方は読んでみてくださいね。
季節の変わり目は自律神経を崩される方が多くなります。
自分だけでなく、周りの人の体調も気にかけてあげられるような職場環境になるといいですよね。皆さまもどうぞお身体ご自愛くださいね。
P.S. Gozalの労務管理ツールについて間もなく大幅なアップデートを予定しておりますので、お待ち下さい!